FROM
株式会社リアルスタイルのゲイブハラミロプロジェクト責任者より
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いつ頃からだろう。
イースタングリップで握り、体重移動を使って
しっかりとボールを押し出し・・
フラットドライブ系のボールが主流だったあの頃。
足は相手の打つ打球方向に向かって
真っすぐに踏み込み・・・
フィニッシュは肩の上で終わる。
そう言われていたあの頃。
それが「正しい」と言われていたあの頃。
サーブ&ボレーが有利であり
誰もがネットプレイでポイントを取る事をゴールにストロークを打っていた。
しかし、ある1人のテニス選手の出現におよって、その今までのテニススタイルは
音を立てて崩れ去り、「古いタイプのテニススタイル」となった。
その男が全注目を浴びたのは、そう・・
1988年に全仏オープンと全米オープンで初のベスト4に入り
ATPツアーでも年間6大会に優勝して、18歳で世界ランキング3位に躍進したあの時。
ロックスターさながらのブロンドの長髪にピアス、奇抜なウェア
コート上でのエキサイトぶりで話題になり、世界のファッションにも大きな影響を与えた。
彼の名は、アンドレ・アガシ。
厚めのグリップで、トップスピンで、ベースラインからでも
ライジングを用いた積極的に攻めるテニスを展開。
アグレッシブル・ベースライナー。
今では聞きなれたその言葉も当時は非常にセンセーショナルであり、何より・・
世界に衝撃を与えた。
そのアガシのスタイルは、13歳の時、彼はフロリダ州ブラデントンにある
「ニック・ボロテリー・テニスアカデミー」に入学したことから始まる。
そう、現在、錦織圭が在籍する世界で最も多く、世界ナンバー1を排出している
テニスアカデミーだ。
そこで当時、ニックボルテリーの右腕として絶大な信頼を置かれていた
ゲイブ・ハラミロと出会った。
続く・・・